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畳とアレルギー―原因と予防策について―

畳とアレルギー―原因と予防策について―

2022/06/24

家のリフォームで和室を検討している方の中には、畳がアレルギーの原因になるという噂を耳にしたことがあるかもしれません。

特にアレルギーを持っているお子さんがいる場合、和室は本当に大丈夫なのか心配になります。

そこで今回は、畳とアレルギーの関係性をご紹介します。

なぜアレルギーが起こるのかの原因と予防策にも触れていくので、気になる方はぜひ参考にしてください。

畳で起こりやすいアレルギーについて

アレルギーの種類は

・吸入性アレルゲン

・食物性アレルゲン

・接触性アレルゲン

の3つに大別できます。

畳で起こるアレルギーは、上記の中の”吸入性アレルゲン”が原因です。

吸入性アレルゲンとは、空気中にある原因物質を指し、畳においては

・ダニ

・カビ

・ホコリやハウスダスト

・花粉

・ペットの毛

以上が考えられます。

特に定期的にメンテナンスをしていない畳は、カビやダニの温床になりやすいです。

カビについては65%以上の湿度と20〜28℃の環境下で、最も繁殖します。

また、ダニも湿度60〜80%、20〜30℃で繁殖しやすく、フケや垢、カビを捕食して増えるため、畳の手入れは非常に重要です。

日本の気候上、ダニやカビの発生は避けられないものですが、繁殖を抑える対策・予防法は十分にあります。

アレルギーが気になる方でも、メンテナンス次第では和室を取り入れることが十分可能だということを覚えておいてください。

梅雨に発生し易いアレルギーとその原因

日本の気候で厄介なのが梅雨時期です。

梅雨特有のジメジメした気候は、カビやダニが繁殖しやすい季節ともいえます。

そのため、梅雨になると、カビ・ダニによるアレルギーが発生しやすくなるので注意が必要です。

では、カビ・ダニが繁殖する事例をもとに、なぜ発生しやすいのか考えていきましょう。

①カビ

カビが生育すると胞子となり、空中へ浮遊し、それを吸い込むことでアレルギーを発症します。

梅雨時期に活発に繁殖をしたカビの胞子を吸い込み、気管支喘息や鼻炎・結膜炎といった症状が出る方も多いです。

以前、お客様からこのようなお悩みを伺いました。

雨が下に垂れて畳が濡れていたから、予防策として段ボールを引いた。 後日段ボールをめくってみると、一面がカビだらけになっていて驚いた。 そのままの使用は難しく、結果的に畳を全部変える必要が出てしまった。

前述した通りカビは湿気が大好物なので、湿った状態を放置すると爆発的に繁殖し続けます。

今回の事例では、段ボールと畳の間で湿度が上昇し、カビの繁殖に最適な環境になってしまったのが原因です。

特にカビは湿度が高ければ高いほど繁殖速度が上昇するため、梅雨時期が最も危険であり、注意しなくてはいけません。

②ダニ

ダニは梅雨時期にアレルギーとなるよりかは、梅雨を過ぎた8・9月以降にアレルゲンの原因になります。

アレルゲンとなるのは、ダニの死骸やフンです。

梅雨時期に高湿度によって繁殖したダニの死骸やフンは、8〜9月で乾燥し粉状となって空気中を舞うことでアレルギーを発症します。

カビ同様、粉状になって空中に舞っているときは、目に見えないほどに小さいため、一見何が原因なのかわからない場合が多いです。

畳自体がアレルギーを持っていると思われている要因の1つが、ダニといえるでしょう。

予防策に関して

畳で起こるアレルギーは、定期的にメンテナンスをすれば予防ができます。

キーとなるのはカビ・ダニの繁殖に適した環境を作らないことです。

では、どのような予防策があるのか具体的に見ていきましょう。

①ホウキ・ちりとりで汚れを取り除く

まず、汚れを取り除くために、畳の目に沿ってホウキ・ちりとりを掃いていきましょう。

最低でも1週間に1度の頻度で行い、ホコリやチリを残さないようにしてください。

もしホウキ・ちりとりがない場合は掃除機でも問題ありません。

また、カビの繁殖を防ぐために、アルコールスプレーを畳の上に噴霧した後に雑巾がけをするのも効果的です。

アルコール除菌のウェットティッシュで拭くのでもいいでしょう。


②布団・絨毯は使うとき以外しまう

畳との間に湿気がこもってしまう要因に、布団・絨毯の敷きっぱなしがあります。

手間ではあるものの、アレルゲンを増やさないようにするには、使うとき以外は押し入れにしまっておくのが正解です。

特に布団は寝汗や皮脂が付着してダニが増えやすいものなので、定期的に天日干しや洗濯

・乾燥させておくようにしてください。

③除湿機・除湿剤を置いておく

和室全体の湿度を下げるには、除湿機や除湿剤を置いておく方法が簡単かつ効果的です。

現代では和室にエアコンを設置している場合も多いので、除湿機能を付けておくのもいいでしょう。

また、除湿機能付きの空気清浄機を置いておけば、よりアレルゲンの飛散が抑えられます。

④畳以外の物の清潔を保つ

畳だけではなく、座布団やクッションなども清潔に保つことで、カビ・ダニの繁殖を抑えられます。

洗濯できるものはよく洗い、洗濯不可なものは掃除機がけや天日干しを行いましょう。

まとめ

今回は畳とアレルギーについて、原因と予防策についてご紹介しました。

畳によって起こる原因は、カビやダニが多く、定期的なメンテナンスが必要です。

逆にいえば、カビ・ダニの繁殖の予防をすれば、日本の文化である和室を堪能できる、ということです。

ぜひ、和室を取り入れる際は、アレルゲンが発生しないよう日頃のメンテナンスを意識してみてください。

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