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畳のサイズがちがう?京間・江戸間などの種類ごとの特徴について解説

畳のサイズがちがう?京間・江戸間などの種類ごとの特徴について解説

2021/12/22

畳のサイズが違う?京間・江戸間などの種類ごとの特徴について解説!

「同じ和室でも、引越し先の方が狭く感じる」

そう思うのは気のせいではないかもしれません。

実は、畳は住んでいるエリアによってサイズが若干異なり、何枚も敷き詰めた際に広さ・狭さに差が生じてしまうのです。

そこで今回は、畳のサイズについて、種類ごとの特徴もあわせて解説します。

ぜひ、畳のサイズが気になる方は参考にしてください。

京間(本間)とは?

京間とは、京都や近畿地方で使われることの多い畳のサイズで、本間・関西間と呼ばれることもあります。

使用されるようになったのは桃山時代からと言われ、一畳のサイズは1.82㎡(191.0cm×95.5cm)です。

京間の縦の長さが6.3尺なことから六三間(ろくさんま)と呼ぶ場合もあります。

中京間(三六間)とは?

中京間とは、愛知・岐阜・三重などの中京地方で多くみられる畳のサイズです。

一畳のサイズは1.66㎡(182.0cm×91.0cm)と、京間よりひとまわり小さくなっています。

縦と横の長さが6尺と3尺で、三六間(さぶろくま)の別名もあります。

中京間は愛知・岐阜・三重以外にも福島や山形などの東北地方の一部、沖縄の一部で使用されている珍しい種類です。

江戸間(五八間)とは?

江戸間は主に関東地方で用いられる畳のサイズで、田舎間・関東間という呼び方をされることもあります。

一説では、徳川家康が検地を行う際に、年貢の取り立てを多くしようと1間の長さを短くしたのが起源だそうです。

一畳のサイズは1.5488㎡(176.0cm×88.0㎝)と、京間と比べると縦・横ともに小さめなのがわかります。

縦の長さが5尺8寸なので、五八間(ごはちま)という別名も。

団地間(五六間)とは?

団地間とは、その名の通りアパートやマンションなどの団地で取り入れられるようになった、畳の歴史から見るとごく最近に表れたサイズ規格です。

日本が高度経済成長期を迎えた頃に、団地や集合住宅の需要が増えたために、この規格が取り入れられるようになりました。

一畳のサイズは1.45㎡(170.0cm×85.0cm)と畳の中では一番小さいです。

もし、江戸間の和室から団地間の和室に引っ越した場合、平米数で比べると以下のような差があります。

京間 団地間
6畳 10.94平米 8.67平米
8畳 14.59平米 11.56平米
10畳 18.24平米 14.45平米

※平米=㎡

6畳でさえ約2㎡も広さに違いが出るので、違和感を覚える方が多いのでしょう。

また、団地間だけ地域ではなく建物の種類が由来となっています。

そのため、京都に住んでいてもマンションやアパートで団地間を採用しているところも多く、注意が必要です。

琉球畳とは?

少し特殊な畳の種類に琉球畳があります。

一般的な畳は長方形なのに対して、琉球畳は正方形がほとんどです。

一畳のサイズは0.7744㎡(88×88)で、縁がなくザラザラした感触があります。

普通の畳にはい草を用いますが、琉球畳は七島いを使い、丈夫でアレルゲンが少ないことから、お子さんがいる家庭で好まれる傾向です。

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畳の種類ごとにサイズを比較

畳の種類ごとにサイズを比較してみましょう。

京間 中京間 江戸間 団地間
1畳 1.82平米 1.66平米 1.55平米 1.45平米
6畳 10.94平米 9.94平米 9.29平米 8.67平米
8畳 14.59平米 13.25平米 12.39平米 11.56平米
10畳 18.24平米 16.56平米 15.49平米 14.45平米

※平米=㎡

先ほど、団地間が一番小さいという話はしましたが、中京間や江戸間と比べると、極端に差があるという訳ではありません。

あくまで一番大きい京間と比べると差を感じやすいということになります。

ただし、ぴったり収まっていた家具も、引越し先の和室には収まらないケースも出てくるでしょう。

そのため、同じ広さとはいえ、引越しする際は長さを測って問題ないか確認するのがおすすめです。

畳のサイズに地域差がある理由

畳のサイズに地域差がある理由は、先ほどの徳川家康の検地に関する説がありますが、もう一つは、住宅の建築方法の違いが考えられます。

関西では「畳割り」という方法を用いる場合が多いです。

畳割りでは、畳の大きさに合わせて柱や柱の間隔を決めます。

つまり、畳をメインとして考え、そこから柱を組み立てていくのが特徴です。

畳が全て同じサイズになるので、畳をどこに敷き変えてもぴったりなメリットがあります。

一方、柱をメインにして畳の大きさを決める手法が柱割りです。

6尺(182cm)という寸法の倍数で柱や柱の間隔を決めるため、京間の6.3尺(191cm)ではサイズが合わず、敷き詰められません。

そのために、江戸間が誕生し、派生して中京間や団地間ができているのです。

まとめ

今回は畳の種類によってサイズが違う点について解説しました。

これだけ種類があると、自宅の畳の交換や張り替え時に、どれになるかわからずに不安になる方もいるでしょう。

当店では、自宅の畳のサイズがわからなくてもスタッフが確認し、どのようなサイズでも対応いたしますので安心してください。

畳のサイズは地域や建物によって違う点については理解しておきましょう。

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